今回は久しぶりのピアノ・トリオ作品です。
今から30数年前、バロック音楽を中心に主にクラシック音楽をよく聴いていた私がジャズに傾倒するきっかけになったのがケニー・ドリュー(ピア二スト)による本作品です。
当時CDが出現してあまり時間が経っていなくて録音のクオリティーが高い作品を特集した本の中にこのアルバムがとりあげられていました。確かかなり高い録音の評価が与えられていてすぐに買い求めた記憶があります。
耳を傾けてみて、オーディオ的な素晴らしさに感心しただけでなく「ジャズって楽しい! いい!」とワクワクして、そして今日に至ってます。
ファン投票によって上位に選ばれたスタンダード曲を収録したのが本作品です。すでに廃刊になったジャズ誌「スイング・ジャーナル」の企画でした。
"Softly As In A Morning Sunrise" に始まり最後の "Round Midnight" に至るまで軽快でさわやかな演奏はBGMとしても楽しめますが、じっくり音楽と向き合うのに十分な内容を備えています。
ベースはニール・ペデルセン、ドラムズはエド・シグペンで1985年コペンハーゲンにて録音されました。
( LP / CD )