20年ほど前にたまたまCDRに残して楽しんでいた作品がいくつかありましたが、その後中古CDショップなどで探しても元のソフトを手に入れることができず当店で聴いてもらうことができなかったのですが、最近インターネットを通じて購入できたのが今回の推薦アルバムです。
モダン・ジャズ・カルテットはご存知のようにジョン・ルイス(ピアノ)、ミルト・ジャクソン(ヴィブラフォン)、パーシー・ヒース(ベース)、コニー・ケイ(ドラム)のメンバー編成で数々の作品を世に送り出していたわけですが、1992年から翌年にかけて創設40周年を記念して交流のあるミュージシャンが加わって録音された編集盤です。
そのミュージシャンとはフィル・ウッズ(アルト・サックス)、イリノイ・ジャケー(テナー・サックス)、ハリー・エディソン(トランペット)、フレディ・ハバート(トランペット)などなかなか豪華なメンバーですが、私としてはウィントン・マルサリス(トランペット)が加わる tr. 3 "Cherokee" がお薦めです。
ミルト・ジャクソンの流麗で生き生きとしたヴィブラフォンにマルサリスの洒脱なトランペットが絡んで「粋」というのはこういうことだなと思わせてくれます。またこのパフォーマンスによってこの楽曲の素晴らしさも再認識させられます。
もちろん他のミュージシャンによるその他の演奏にも耳を傾ける価値のあるものがぎっしり詰まった素晴らしい作品になっています。
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(CD)